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2008 年度 実績報告書

ユビキタス・クラスルームにおける学習支援システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 19700636
研究機関奈良大学

研究代表者

正司 哲朗  奈良大学, 社会学部, 講師 (20423048)

キーワードソフトウエア工学 / 教育工学 / 情報システム
研究概要

近年, 高等教育機関の学習環境の多くは, コース管理システム(CMS)や学習管理システム(LMS)などのWebベースのe-learingシステムを導入している. しかしながら, 現在, 研究開発しているe-learningシステムは, プログラミングやシミュレーションといった実習を行うには機能が不十分である、なぜならば, 現在, 学習におけるe-learningシステムの利用方法は, 実習課題や説明をシステムに掲載し, 学習者はそれらを見ながら, 実習し課題を提出するという流れが一般的である. このため, e-learningシステムの最大の特徴である学習履歴(学習者の実習時の入力履歴, 操作履歴等)の蓄積が残らないからである. このことは, 学習者がどのような学習過程で, 課題提出までに至ったのか知ることができず, また,実習を遂行する上で的確な支援が行えないことを意味している. 本研究では, 高等教育機関で行われているプログラミング実習を対象にし, いつでもどこでもシームレスに学習が可能なe-learningシステム(ユビキタス・クラスルームと呼ぶことにする)を構築する. このシステムから得られる学習者の履歴情報を解析することにより, プログラミング時の学習者の思考過程を導出し, 学習者を支援することを旧的とする. この目的を実現するために, 本年度はプログラミング実習において, 入力情報, 端末出力情報, 姿勢情報の学習コンテキストを獲得し, これらの情報を用いてモデル化を行い, 支援すべきシーンの抽出を試みた. 実験結果として, モデルの評価値の高い時間帯の中にはプログラミング誤りが生じているシーンが含まれていたことが確認できた.この成果は, プログラミング教育において, 学習支援を行うための基礎モデルとして利用可能である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] プログラミング教育における学習コンテキストの獲得と分析2009

    • 著者名/発表者名
      正司哲朗
    • 学会等名
      人工知能学会先進的学習科学と工学研究会(第55回)
    • 発表場所
      岐阜県下呂市
    • 年月日
      2009-03-08

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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