○遠隔教育実施環境構築支援システムの開発 ・想定する遠隔教育の形態 2地点間において、DVTS、Polvcom専用機、Windows Messengerを使用する形態を想定して、システムの開発を行った。 ・システム・ネットワーク構成 平成19年度に離島の教育関係者に対して実施したアンケート調査の結果では、大半の教員が、周辺機器を使用するためにマニュアルを見ながらドライバ等をセットアップできる・所属機関のPC等に割り振られているIPがグローバルアドレスかプライベートアドレスがわからないと回答し、半数の教員が、所属機関のインターネット接続の種類・セキユリティ制御(機器)を知っている・遠隔教育の準備を自分でしないといけない場合効果よりも現実の負担のほうが思いと思うと回答している。 そこで、本システムでは構成上の拠点を設け、各拠点からPacketiX VPNを用いて構成上の拠点にVPN接続することにより、2地点間をL2で接続している. すなわち、各拠点におけるセキュリティ制御(機器)の通過はPacketiX VPNの機能にまかせることにより、その他のソフトウェアや通信機器の設定変更を必要としない構成とした。 PacketiX VPNはノートPCにインストールしており、DVTS、Windows Messengerについては、このPC上で実行する。また、Polvcom専用機を使用する場合には、ブリッジ機能を用いて異なるIFに接続する。 ・ガイダンスシステム 前述のノートPCではローカルWebサーバを動作させており、Webブラウザでアクセスし、選択肢を選んでいくことにより使用法をガイドしたり、内部のスクリプト等を呼び出しパラメータ等の取得を行っている。機能としては、アドレス等の設定・セキュリティ環境の状態取得・回線の品質評価・AV環境構築のガイダンス機能などを有している。 ○離島における地域ITインフラの調査 五島市におけるe-むらづくり計画に関して整備状況や品質の調査を行った。 研究発表 以上の研究で得られた成果を学会で発表した。
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