研究概要 |
本研究では, 既存の校内ネットワークのより一層の活用をはかるために, 学校や教師に応じた校内ネットワークの利活用促進を目的とし, 各学校や各学年間に応じたより柔軟な校内ネットワーク管理・活用支援システムを構築し, 実際の学校現場に導入し, 長期に渡る実証実験によってその評価を行う. 具体的には, 学校単位・教師単位で必要とされる各種サービスに対する柔軟なカスタマイズ機能の実現, カスタマイズ内容に応じた柔軟な管理支援システムの構築, 校内ネットワークをより効果的に活用するための教師支援システムと児童・生徒支援システムの構築を行い, 実際の学校現場において長期間の実証実験を通じて,その有効性の評価を行う。 平成20年度は, 平成19年度に構築した(A)校内ネットワークをより効果的に活用するための教師支援システムの設計・構築, (B)校内ネットワークをより効果的に活用するための児童・生徒支援システムの設計・構築, (C)授業で利用できるような様々な教材やツールの有効性を検証するための実証実験を行った. 具体的には, 高校の数学の二次関数を対象とした作問学習を文援するシステムの構築, 高知県の特別学校における情報提供・交換を支援するポータルサイトの構築, 指導計画作成支援システムの構築を行った. いずれも, 現場教員等とのディスカッションを重ね, 評価まで行った. また, 平成19年度の成果を平成20年度の学会で発表を行った。
|