研究課題
若手研究(B)
日本における鳥類標本の製作技法の発展について明らかにするため、その技術が持ち込まれたと考えられる1800年後期から1900年前期に製作された鳥類標本について調査を行った。X線CTを用いて製作者が明らかな標本の内部を精査し、さらにCT画像を立体化することでより詳しく内部構造を調べた。その結果日本に持ち込まれた製作技法が明らかになり、受け継がれた製作技法は初期の段階から個人で異なっており、その後剥製技師らによって改変され現在の技法が確立したと推定された。