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2008 年度 実績報告書

コンヴァンシオンからみた有機・減農薬農業の地域的展開-北部イタリアを事例として-

研究課題

研究課題/領域番号 19700671
研究機関北海道大学

研究代表者

梅田 克樹  北海道大学, 大学院・文学研究科, 助教 (20344533)

キーワードコンヴァンシオン / 有機・減農薬農業 / 品質認証システム / 地産地消 / 北部イタリア
研究概要

平成20年10月19日〜11月10日にかけてフランス・イタリアに渡航し、現地調査を実施した。まず、フランス・パリ市において開催されたSIAL(The Global Food Market Place)およびイタリア・トリノ市において開催されたSalone del Gustoに参加し、情報収集をおこなった。SIALは、世界最大の食品展示会であり、全世界104カ国から5,500社の食品関連企業が出展する。また、Salone del Gustoは、有機農業運動の世界大会であり、政府関係機関・農業協同組合のほか高品質農産物の生産者も多数参加している。上記2つの展示会への参加によって、多数にのぼる資料・統計類を渉猟したほか、現地調査のためのアポイントを確保した。
次に、原産地呼称システムを採用して高付加価値化を図っている農場や、有機・減農薬農業とアグリ・ツーリズモを兼営している農場を訪ね、聞き取り調査を実施した。こうした農場は、気候・土壌や地域の食文化のちがいを反映して多様性に富んでいるため、多数の事例調査を蓄積することが不可欠である。本年は、アペニン山脈中の条件不利地域やポー川流域の丘陵地域において農場訪問を重ね、高品質農産物の生産が地域農業を支えるメカニズムについて調査を実施した。また、農産物の高品質化を推進している公的機関として、州立・群立の農業指導センターが各所にある。そこで、エミーリャ・ロマーニャ州や州内各郡の農業指導センターを訪ね、地域における高品質農産物の生産について資料収集および聞き取り調査を実施した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] スローフードとグリーンツーリズム-イタリアを事例に-2008

    • 著者名/発表者名
      梅田克樹
    • 学会等名
      経済地理学会北東支部例会
    • 発表場所
      北海学園大学(札幌市)
    • 年月日
      2008-08-25
  • [学会発表] イタリアにおける地域ブランド農産物とエコラベル2008

    • 著者名/発表者名
      梅田克樹
    • 学会等名
      地理科学学会春季学術大会
    • 発表場所
      広島大学(東広島市)
    • 年月日
      2008-06-07

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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