研究課題
若手研究(B)
超微小粒子(0.1 μm 以下の粒子、UFP)は、呼吸により肺の深部まで到達し、様々な健康影響を及ぼすと言われている。そこで、その組成を正確に把握するために、インパクターフィルターを組み込んだ分級濃縮捕集装置の開発、改良を行った。そして、UFP の空間分布に関して調査するために、道路近傍や都市部高層ビルの上層階、さらには、都市部郊外において大気観測を実施した。その結果、UFP の光化学生成や成分の季節変動が確認されただけでなく、UFP が直接発生源のないバックグラウンド大気においても安定に存在していることが明らかとなった。また、UFP の構成成分として、人為起源の指標であるEC が、大気中で一様に遍在している可能性も示唆された。
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