衛星搭載合成開口レーダによる氷河・氷床の季節変動と年々変動の研究

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19710017
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 環境動態解析
• 研究機関: 独立行政法人産業技術総合研究所
• 研究代表者: 中村 和樹 独立行政法人産業技術総合研究所, 情報技術研究部門, 産総特別研究員 (60435500)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• キーワード: 合成開口レーダ / 白瀬氷河 / 画像相関法 / 流速 / 季節変動 / grounding line

研究概要

Lバンド合成開口レーダ(SAR)を搭載した、JER-1(ふよう)とALOS(だいち)衛星のSARデータに画像相関法を適用し、11年の白瀬氷河の変動の知見を得た。この結果、白瀬氷河の設置線(Grounding line)付近においては、観測時期によらずほぼ一定の流速であった。一方、Grounding lineよりも上流および下流域では、季節変動と年々変動が見られた。

研究成果

• [学会発表] 1996年から現在までのLバンドSARによる白瀬氷河の流速推定 (2008)
  • 著者名/発表者名: 中村和樹、土井浩一郎、澁谷和雄
  • 学会等名: 日本リモートセンシング学会第45回学術講演会
  • 発表場所: 北海道江別市
  • 年月日: 20081200
• [学会発表] JERS-1/SARとALOS/PALSARを用いた白瀬氷河の流速推定結果の比較 (2008)
  • 著者名/発表者名: 中村和樹、土井浩一郎、澁谷和雄
  • 学会等名: 氷雪研究大会(2008・東京)(日本雪氷学会・日本雪工学合同大会)
  • 発表場所: 東京都文京区
  • 年月日: 20080900
• [学会発表] ALOS/PALSARによる白瀬氷河の流速推定 (2008)
  • 著者名/発表者名: 中村和樹、土井浩一郎、澁谷和雄
  • 学会等名: 日本リモートセンシング学会第44回学術講演会
  • 発表場所: 神奈川県横浜市
  • 年月日: 20080500
• [学会発表] JERS-1/SARによる白瀬氷河のgrounding line の検出 (2007)
  • 著者名/発表者名: 中村和樹、土井浩一郎、澁谷和雄
  • 学会等名: 日本リモートセンシング学会第43回学術講演会
  • 発表場所: 大阪府堺市
  • 年月日: 20071200
• [学会発表] 合成開口レーダ(SAR)による白瀬氷河の設置線検出 (2007)
  • 著者名/発表者名: 中村和樹、土井浩一郎、澁谷和雄
  • 学会等名: 2007年度日本雪氷学会全国大会
  • 発表場所: 富山県富山市
  • 年月日: 20071000
• [学会発表] Determination of the Antarctic coastline by InSAR, and variation estimate of Shirase Glacier flow by a SAR image correlation method (2007)
  • 著者名/発表者名: Kazuo Shibuya, Koichiro Doi, Tsutomu Yamanokuchi, Kazuki Nakamura
  • 学会等名: The 10th International Symposium on Antarctic Earth Sciences
  • 発表場所: Santa Barbara, U.S.A
  • 年月日: 20070800
• [学会発表] Ice flow estimation of Shirase Glacier by using JERS-1/SAR image correlation (2007)
  • 著者名/発表者名: Kazuki Nakamura, Hiroyuki Wakabayashi, Koichiro Doi, Kazuo Shibuya
  • 学会等名: IEEE International Geoscience and Remote Sensing Symposium 2007 (IGARSS 2007)
  • 発表場所: Barcelona, Spain
  • 年月日: 20070700
• [備考] ウェブページ
  • URL: http://staff.aist.go.jp/nakamura-kazuki/study/shirase.html
• [備考] ウェブページ
  • URL: http://staff.aist.go.jp/nakamura-kazuki/study/shirase_new.html