研究概要 |
既存のモデルである廃棄物産業連関(WIO)モデルと経済学的な消費者モデルを統合し,消費に起因して排出される環境負荷計測のための新しい分析モデルを開発した。それを用いて,典型的な「持続可能な消費」シナリオについて,現状消費パターンからの増減を測定した。仮想的シナリオ消費パターン(交通手段のシフト,内食・中食・外食の割合変更)の方が,現状の消費パターンより,消費・廃棄行動に起因して直接・間接に排出される環境負荷が少ないことを示し,それらが実際により低環境負荷の消費パターンであるとの結論を得た。
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