研究課題
若手研究(B)
本研究の対象としたフィリピン・パナイ島のハカップ川河口は、日本向けエビ養殖池の開墾過程で水深が低下するという河川環境の変化のため、大がかりな仕掛けを必要とせずとも多くの住民が参入できる漁場となりえた。現在、小型定置漁具の設置とカキ養殖の導入により漁場の過剰利用が進行している。本研究では、漁場の過剰利用という地域の環境問題が生じた背景を地域の生存維持にまつわる社会慣行と漁民世帯の意思決定から明らかにした。
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人間科学研究、早稲田大学 23(2)
ページ: 273-278