研究課題
若手研究(B)
金属錯体の配位空間内部の磁場を利用した新しい反応場を構築することを目的として有機化合物を包接する分子性磁性体を合成し、その構造と磁気的性質を明らかにした。有機ラジカルを架橋配位子とする一連の2次元層状磁性体は反応性の低い有機物を包接した結品のみ得られたが、コバルト錯体において非常に高い磁気転移温度65K, 53Kを示した。また水熱合成法を用いることにより、初めてD,L-及びD,L-アミノ酸を包接した強磁性体・反強磁性体・弱強磁性体の合成に成功した。
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Crystal Growth & Design 9
ページ: 2734-2741
Inorg. Chem. 46
ページ: 5949-5956