研究概要 |
次世代ナノ電子デバイス開発に向けて,デバイスの発熱と放熱は最重要課題の1つである.本研究では,高効率な放熱材料として期待されているカーボンナノチューブの熱伝導特性の理論およびシミュレーション研究を遂行した。本研究の主な成果は,(1)不純物や欠陥などによる熱伝導率の低下とそのメカニズムの解明,(2)湾曲変形に対して強靭な高熱伝導性,(3)マイクロメートル長ナノチューブの準バリスティック熱伝導,(4)サブミクロン長のナノチューブ熱伝導シミュレーションのためのシミュレーション手法開発である。
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