研究課題
擬ポテンシャル平面波基底第一原理電子状態計算コード(PSPW)、さらに大規模系に関しては新たに開発した、実空間差分法を用いた密度汎関数法(RSPFT)コ一ドを用いて、種々のナノスケール構造体の電子状態と安定構造を明らかにした。初年度は、(1)磁性カーボンナノチューブ構造の探索と電子物性解明(2)カーボンナノチューブ内に構築されたSiナノワイヤの安定構造と電子物性を行った。前者に対しては、種々のトポロジカル欠陥において磁性ナノチューブの可能性があることを示し、さらに、通常の原子空孔の構造緩和によって、磁性を誘起するトポロジカル欠陥が形成されることを明らかにした。後者に対しては、ナノスケールの一次元円筒状空間に束縛されたSi原子についてその安定構造を多体間の相互作用効果を有効的取り込んだ経験的モデルポテンシャルを用いて明らかにした。また、そのエネルギー安定性について興味深い知見を得るに至った。
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