研究概要 |
Eコマース環境下での循環ネットワーク,システムの構築とその最適運用管理方策に関する平成19年度の研究実績を以下に挙げる.[1]Im Pact of E-Commerce Environment on Selection of Sales Methods Considering Delivery Lead Time of Goods(販売配送リードタイムを考慮した場合のEコマース環境が製品の販売方法選択に与える影響)本研究では店頭を介した既存販売とオンライン販売での製造業者の配送リードタイムの差による販売期間内に顧客に販売・配送できる製品の割合(製品販売可能処理率)と製品の返品率に焦点を当て,製造業者の利益面からオンライン販売導入の有益性を考究した. [2]Optimal Selling Policy for a Sales Network System under an E-Commerce Environment with Return Handlin(返品取扱を考慮したEコマース環境下での販売ネットワークシステムの構築とその最適販売方策)返品取扱を考慮したE-コマース環境下での販売業者と製造業者からなる販売ネットワークシステムを対象に,一般市場での返品を含む売れ残り製品を全て処分する場合と一般市場への返品再販売後の売れ残り製品を処分する場合を考えた また,両業者が独立企業または同一企業である場合での販売方策を考究した.数値検証によりサプライチェーン全体の期待利益を比較し返品再販売の有益性を検証した.[3]A Synthetic CS_co-rChart for Monitoring Previous Runs of The Defect Rate in High-Yield Processes(欠点数を管理対象とした連ルールを導入した高品質工程用統合管理図)本研究では高品質化環境下での生産後の部品あるいは最終製品の品質管理・検査を対象とした工程管理に着目した提案の工程管理技法では,連ルールを導入しているため欠点率の微小な変化に対するさらなる検出特性向上が実現できた
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