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2007 年度 実績報告書

植民地期朝鮮における「統合」の政治過程と地域社会

研究課題

研究課題/領域番号 19710207
研究機関一橋大学

研究代表者

山口 公一  一橋大学, 大学院・社会学研究科, 契約教員(講師) (20447585)

キーワード地域研究 / 東アジア
研究概要

朝鮮総督府によるさまざまな「統合」政策への朝鮮社会の対応・反応を、地方諮問機関(議決機関)に参与した朝鮮人上層の発言や動向から捉える作業から、朝鮮社会や朝鮮民衆との相互作用をふまえた植民地期朝鮮における政治・社会の実相を明らかにする基礎作業として、初年度である平成19年度においては、以下のように、資料調査・収集とその整理を行った。
第一に、韓国及び日本国内の図書館・文書館の目録・インターネットを利用した「評議会参考書」「道会議録」等地方諮問機関(議決機関)関連資料の基礎調査を行った。第二に、新聞資料『京城日報』及び『東亜日報』掲載、1920-1930年代初の地方行政関連記事の検索及び収集・保存作業を行った。『京城日報』については1929年〜1940年、『東亜日報』は1929年〜1931年の資料調査・検索・収集・整理を行った。第三に、韓国ソウルにおける「評議会参考書」「道会議録」の所在現地調査及び地方行政関連資料の収集及び保存。「参考書」「道会議録」の調査ほか、各種地方行政文書の検索・訣査、収集を行った。国家記録院における地方行政文書の調査では、地方行政関連の多くの資料を収集した。第四に、国内の調査では、滋賀県立大学所蔵朴慶植文庫内における韓国地方行政関連資料の調査作業など関西地方での資料調査・収集を行った。国内外の調査で地方行政関係資料を収集・整理した。朝鮮総督府の「統合」政策に対する朝鮮社会、朝鮮民衆の反応・対応の諸相を明らかにするために、以上のような基礎的な調査・収集作業を通じて、分析の前提となる資料の充実に努めた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 植民地朝鮮における「国家祭祀」の整備過程2008

    • 著者名/発表者名
      山口公一
    • 雑誌名

      第9回日韓歴史共同研究プロジェクト報告書

      ページ: 28-40

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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