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2007 年度 実績報告書

サモアにおける「ジェンダーと開発」政策の変遷とその慣習的なジェンダー関係への影響

研究課題

研究課題/領域番号 19710226
研究機関天理大学

研究代表者

倉光 ミナ子  天理大学, 国際文化学部, 講師 (10361817)

キーワードジェンダーと開発 / コミュニティ開発 / 女性政策 / 参加型開発 / 南太平洋 / サモア / 慣習
研究概要

1.「ジェンダーと開発」に関する最新の研究動向の収集・整理
1990年代後半以降の特にコミュニティ開発におけるジェンダーと参加に関連する英語文献を収集し、その代表的な論者であるCornwallの議論を検討した。そこから、コミュニティの複雑性を分析するための理論的枠組みを検討している。
2.フィールド調査:8月にサモアにおいて約2週間程度実施した。調査内容は以下の通りである。
(1)女性を対象としたコミュニティ開発におけるフォローアップ調査
2001年と2006年にサモアの政府機関(女性・コミュニティ・社会開発省)により実施された村の女性を対象とするコミュニティ開発プログラムの成果について調査した。プログラムに参加した村を訪問し、その後の女性たちの活動に対する状況を調べた。同時に、そのプログラムに参加した女性たちの夫を対象に、コミュニティ開発に対する意見について聞き取り調査を行った。
(2)慣習とジェンダーに関する意識調査
ジェンダー平等を推進する女性・コミュニティ・社会開発省の職員を対象に、サモアの「伝統」である慣習的な考え方において、グローバルなジェンダー平等がどのように捉えられているのか、インテンシヴな聞き取り調査を実施した。
3.研究成果の発表
これらの研究の成果の一部をまとめ、英語論文として発表した。また、国立民俗博物館の研究会と人文地理学会で口頭発表を行った。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 2007 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Change and Unchange after the National Machinery's Restructuring?: A Case of Community Development Services in Samoa2008

    • 著者名/発表者名
      Minako KURAMITSU
    • 雑誌名

      Kumagai, K., Nakatani, A., Ikeda, K., Kuramitsu, M., Miura, T., and Fujikake, Y. eds. 『Beyond the Difference: Repositioning Gender and Developm ent in Asian and the Pacific Context: Proceedings International Workshop for Junior Scholoars, January 12-14, 2

      ページ: 151-164

  • [学会発表] ローカル・センシティヴな「開発とジェンダー」は,ジェンダー・センシティヴか?-サモアの女性・コミュニティ・社会開発省の活動を事例として-」2007

    • 著者名/発表者名
      倉光 ミナ子(主)・熊谷圭知
    • 学会等名
      人文地理学会大会
    • 発表場所
      関西学院大学
    • 年月日
      2007-11-18
  • [学会発表] 「ジェンダーと開発」に対するアカデミックのアプローチとは?-サモア・女性省の活動に関する調査・研究を通して-2007

    • 著者名/発表者名
      倉光 ミナ子
    • 学会等名
      国立民族博物館共同研究「先住民と開発」研究会
    • 発表場所
      国立民族博物館
    • 年月日
      2007-10-18
  • [備考]

    • URL

      http://www.tenri-u.ac.jp/teachers/dv457k00000020k9.html

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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