研究課題
若手研究(B)
浄土宗僧侶袋中(1552-1639)の蒐集した一切経は、収蔵されていた奈良・念仏寺から流出し、現在国内外に散存している。それらの調査を行い、現存している経典類の内、約4割の調査を終えた。その結果、基本的には装丁が折本であるといった袋中蒐集一切経の特徴や、そこに押された奥書・蔵書印などから、奈良・金峯山寺や京都・浄瑠璃寺などから取得したといった古写経の来歴などが明らかとなった。袋中は、比較的身近な奈良や京都で蒐集活動を行っていたのである。
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国際仏教学大学院大学研究紀要 第12号
ページ: 27-56
http://ci.nii.ac.jp/lognavi?name=nels&lang=jp&type=pdf&id=ART0008888274