研究課題
若手研究(B)
イタリアの哲学者ベネデット・クローチェの美学が、大正期の日本文学に与えた影響を考えた。2007年度には、広津和郎の「散文芸術の位置」という評論を取り上げ、その種の美学が流行する状況に対しての、広津の批判の意味や方法を考察した。2008年度には、谷崎潤一郎の初期から中期の作品を取り上げ、そうした美学に影響されたことによって、谷崎の作風がどのように変容したのかを今析した。
すべて 2009 2007
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件)
国語国文 七十八巻(印刷中)
高知大国文 三十八巻