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2008 年度 研究成果報告書

中世文芸における花と自己変容-世阿弥能楽論を中心に-

研究課題

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研究課題/領域番号 19720049
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 日本文学
研究機関静岡県立大学

研究代表者

岩倉 さやか  静岡県立大学, 国際関係学部, 講師 (10448699)

研究期間 (年度) 2007 – 2008
キーワード中世文芸論 / 能楽論
研究概要

世阿弥の能学論を読み解いた結果、その根幹をなす思想、すなわち「花」とは「根源なるものの力(世阿弥の用語では「妙」)を、絶えざる自己否定を通じて宿し得た、演者の心とわざの総体」を射すのだ、という結論に至った。また、絶えざる自己否定という形での「自己変容」が、多くの謡曲の中で、シテの変容という形で示されていることを、作品論の中で示し、従来等閑視されてきた能楽論と謡曲論との有機的連関を明らかにした。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009 2007

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 謡曲『熊野』の思想2009

    • 著者名/発表者名
      岩倉さやか
    • 雑誌名

      山櫻 第2号

  • [雑誌論文] 主になる心-「有主風」の意味を巡って2007

    • 著者名/発表者名
      岩倉さやか
    • 雑誌名

      国際関係・比較文化研究 6

      ページ: 246-258

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公開日: 2010-06-10   更新日: 2016-04-21  

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