研究課題
若手研究(B)
金剛寺所蔵の新出仏教説話集<佚名孝養説話集>に関する研究を行った。所収説話は、本生経(ジャータカ)と似てはいるが、日本で撰述されたと考えられる。『法華経』や『金光明経』に収められる長編の菩薩の前世物語の影響を受けていることを論じ、特に、説話と偽経生成の関係を考察した。研究成果の報告は、『説話文学研究』、ICANAS38などで行った。また、平安期の菩薩行に対する一概念を示す『百願修持観』(金剛寺蔵新出文献)に関する研究、及び、デジタル顕微鏡による料紙の比較分析を行った。
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すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (5件) 図書 (1件)
説話文学研究 44号
ページ: 82-92
伝承文学研究 58号
ページ: 48-54
真言密教寺院に伝わる典籍の学際的調査・研究-金剛寺本を中心に-(科研費研究成果中間報告書・研究代表者後藤昭雄)
ページ: 31-47
日本古写経善本叢刊 3輯
ページ: 105-126
ページ: 343-352
仏教文献与文学(仏教文献与文学国際学術研討会論文集・南華大学文学系)