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2007 年度 実績報告書

ドイツと日本における演劇・パフォーマンスの実践的ドラマトゥルギー研究

研究課題

研究課題/領域番号 19720066
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

平田 栄一朗  慶應義塾大学, 文学部, 准教授 (00286600)

キーワード演劇学 / ドイツ演劇 / 比較演劇 / ドラマトゥルギー / ドラマトゥルク / ダンス / パフォーマンス / 映画
研究概要

本研究の1年目(計3年間)に当たり、実践的なドラマトゥルギーに関して国際的、学際的な研究発表と調査を行い、同研究の基礎固めを行った。
国際的な研究発表は2件行った。平成19年9月にはヘッセン州・アカデミー並びにフランクフルト大学主宰によるシンポジウム「21世紀のヨ-ロッパ・ドラマトゥルギー」において、日本における演劇制作のあり方にについて発表を行った。同発表では、大きく異なる日本の演劇と欧州の演劇における共同制作の困難さと可能性について論じた。平成20年3月にはブリティッシュ・コロンビア大学主催によるシンポジウム「Body-Spaces」において、日本におけるギリシア悲劇の受容についての研究発表を行った。同発表では、日本の演劇集団ク・ナウカのギリシア悲劇『メデイア』における声のパフォーマンス的特徴について分析し、日欧の演劇文化の生産的な邂逅について紹介した。いずれも来年度には研究論文として発表する予定である。
ドラマトゥルギーの国際的な傾向の調査にていては3件行った。いずれも海外から所属先に専門家を招き、(演劇や映画制作における重要な戦略と構想を練る)「制作ドラマトゥルギー」について、自身の活動について講演してもらった。3件は次のとおりである。(1)ドイツの映画監督アンドレス・ファイエル氏による映画のドラマトゥルギーの報告(平成19年10月)。(2)メルボルン大学准教授でドラマトゥルクであるピーター・エッカサル氏によるパフォーマンス芸術のドラマトゥルギーの報告。(3)ブリュッセルでダンス・ドラマトゥルクとして活動し、日本演劇の研究も行っているサラ・ヤンゼン氏にダンスのドラマトゥルギー的戦略と制作プロセスについての報告。これらの報告については、約2年後に上梓するドラマトゥルク・ドラマトゥルギーの研究書に反映させることになっている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 終焉の演劇-クリストフ・マルターラー演出の『三人姉妹』2007

    • 著者名/発表者名
      平田 栄一朗
    • 学会等名
      日本演劇学会
    • 発表場所
      成城大学
    • 年月日
      2007-12-08
  • [学会発表] Dramatrugy in Japanese Theatre2007

    • 著者名/発表者名
      平田 栄一朗
    • 学会等名
      Hessische Akademie (Germany)
    • 発表場所
      フランクフルト大学
    • 年月日
      2007-09-29

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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