研究課題
若手研究(B)
中国西南部の諸言語の記述を基盤として、相互の対照研究をおこない、地域特徴の形成過程を考察することにより、個々の言語の全体像とその成り立ちを解明する。そのために、次の3つの段階を追って研究を進める。(1) 未記述言語の全体像の記述:ダパ語、スタウ語、ギャロン語を対象として、現地調査および精密な記述を進める。(2) 地域特徴の実態の解明:(1)の成果を基盤として、語彙、音節構造、動詞句の構造、視点表示システムなどについて、対照研究を行うことにより、地域特徴の実態を明らかにする。(3) 地域特徴の形成過程の分析:同系多言語社会における動的な実態と、(2)で得られる地域特徴の実態を総合的に分析することにより、どのように形成されてきたかを解明する。
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Himalayan Linguistics. (近刊)
Issues in Tibeto-Burman Historical Linguistics. Senri Ethnological Studies 75
ページ: 7-20
Proceedings of the Chulalongkorn-Japan Linguistics Symposium (Studies in Corpus-Based Linguistics and Language Education 2)
ページ: 241-249
言語研究 134
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Linguistics of the Tibeto-Burman Area 30.2
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