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2009 年度 実績報告書

サ変動詞の意味・用法の記述的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19720103
研究機関群馬大学

研究代表者

小林 英樹  群馬大学, 教育学部, 准教授 (60312865)

キーワードサ変動詞 / 漢語 / 意味 / 用法
研究概要

本年度は、以下のようなことを明らかにした。
1.連れて行くことを表す漢語サ変動詞、ついて行くことを表す漢語サ変動詞の分析に取りかかり、分析結果を小林英樹(2010)「漢語サ変動詞の意味・用法の記述的研究-「引率(する)」、「随行(する)」などをめぐって-」(『群馬大学教育学部紀要人文・社会科学編』59)としてまとめることができた。連れて行くことを表す漢語サ変動詞、ついて行くことを表す漢語サ変動詞は、(a)連れて行くことを表す漢語サ変動詞(「引率(する)」など)、(b)ついて行くことを表す漢語サ変動詞(「随行(する)」など)、(c)連れて行くこともついて行くことも表せる漢語サ変動詞(「同行(する)」など)に分類できる。「帯同(する)」は、従来の国語辞典の記述(「一緒につれて行くこと」)では、(a)連れて行くことを表す漢語サ変動詞になるが、(c)連れて行くこともついて行くことも表せる漢語サ変動詞であることなどを明らかにした。
2.直すを表す漢語サ変動詞の分析に取りかかり、分析結果を小林英樹(2010)「漢語サ変動詞の意味・用法の記述的研究-「修理(する)」、「修復(する)」などをめぐって-」(『語学と文学』46)としてまとめることができた。「修理(する)」、「修復(する)」の項の取り方の違い(「鍋を{修理/*修復}する」、「耐熱タイルを{修理/修復}する」、「鼓膜を{*修理/修復}する」、「関係を{*修理/修復}する」)などを明らかにした。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 漢語サ変動詞の意味・用法の記述的研究-「引率(する)」、「随行(する)」などをめぐって-2010

    • 著者名/発表者名
      小林英樹
    • 雑誌名

      群馬大学教育学部紀要 人文・社会科学編 59

      ページ: 1-8

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 漢語サ変動詞の意味・用法の記述的研究-「引率(する)」、「随行(する)」などをめぐって-2010

    • 著者名/発表者名
      小林英樹
    • 雑誌名

      語学と文学 46(印刷中)

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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