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2009 年度 研究成果報告書

形式名詞の文法化に関わる日本語の構文構造史的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19720105
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 日本語学
研究機関名古屋大学

研究代表者

宮地 朝子  名古屋大学, 文学研究科, 准教授 (10335086)

研究期間 (年度) 2007 – 2009
キーワード名詞 / 文法史 / 助詞 / 助動詞 / とりたて / 非存在文 / 叙述
研究概要

日本語史上の特徴的な変化として、形式名詞の機能語(助詞・助動詞類)への体系的参与が挙げられる。本研究では、名詞由来の多機能語「ほか」「だけ」「はず」「わけ」等の地理的・歴史的・共時的様相を記述分析し、その結果、日本語の名詞の形式化・文法化においては、個々の名詞の語彙的意味や指示性の制約条件、存在文を含む叙述文の構造、非存在文における再分析などがその変化や多様性の構造的基盤となっている可能性を指摘した。

  • 研究成果

    (8件)

すべて 2010 2009 2007 その他

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件) 図書 (3件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 「ほか」の諸用法と名詞句の多様性2010

    • 著者名/発表者名
      宮地朝子
    • 雑誌名

      名古屋大学文学部研究論集 166(文学56)

      ページ: 1-18

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 筈からハズへ、訳からワケへ-名詞が文法化するとき2007

    • 著者名/発表者名
      宮地朝子
    • 雑誌名

      名古屋大学文学研究科公開シンポジウム報告書『拡張し変容する日本語』 名古屋大学文学研究科

      ページ: 4-16

  • [雑誌論文] 共在性からみた「です・ます」の諸機能2007

    • 著者名/発表者名
      宮地朝子, 北村雅則,(他4名,第一著者)
    • 雑誌名

      『自然言語処理』(特集号:感情・評価・態度と言語) 言語処理学会 Vol.14 No.3

      ページ: 17-38

    • 査読あり
  • [学会発表] 日本語の「とりたて」と叙述、その構造条件2009

    • 著者名/発表者名
      片岡喜代子, 宮地朝子
    • 学会等名
      日本言語学会第139回大会, 審査有
    • 発表場所
      神戸大学
    • 年月日
      2009-11-28
  • [図書] 否定と言語理論(日本語否定文と文法化-シカ類の変化と変異を中心に)(加藤泰彦ほか編)(2009年度中に出版決定)2010

    • 著者名/発表者名
      宮地朝子
    • 総ページ数
      477(170-192)
    • 出版者
      開拓社
  • [図書] 日本語学最前線(ダケの歴史的変化再考-名詞の形式化・文法化の諸条件)(田島毓堂編)(2009年度中に出版決定)2010

    • 著者名/発表者名
      宮地朝子
    • 総ページ数
      745(425-446)
    • 出版者
      和泉書院
  • [図書] 日本語の構造変化と文法化(形式名詞の文法化-名詞句としての特性から見る-)(青木博史編)2007

    • 著者名/発表者名
      宮地朝子
    • 総ページ数
      247(1-31)
    • 出版者
      ひつじ書房
  • [備考] ホームページ等

    • URL

      http://ir.nul.nagoya-u.ac.jp/jspui/handle/2237/13411

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公開日: 2012-02-13   更新日: 2016-04-21  

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