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2007 年度 実績報告書

英語の複合動詞の種類とその特性について

研究課題

研究課題/領域番号 19720115
研究機関筑波大学

研究代表者

長野 明子  筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 助教 (90407883)

キーワード英語学 / 語形成 / 複合動詞 / 屈折 / 英語史 / 接辞-ing / コーパス調査
研究概要

1.文献調査 複合動詞を扱った論文や本を再度見直すとともに、新たに購入した文献における議論を整理した。申請時点では。
英語の複合動詞の共時的側面(特にその屈折と派生法)に注目する計画であったが、生産性の変化などの要因を考えるとその通事的側面についても検討せねばならないと気づき、英語史関係の文献も調査対象に含めることとした。
英語史関係の文献、および、逆形成複合動詞の基体となる-ing形複合名詞関係の文献を読み進める過程で、名詞化接辞-ingの機能の変化と-ing複合語形成の変化が相関しているのではないか、という仮説を抱くようになり、この点を独立して検証し、結果を学会(5^<th>Studies of the History of the English Language,ジョージア大学)で発表した。
2.データ整理 すでに作成済みであった、逆形成による複合動詞のリストに新たな例を加えるとともに、転換による複合動詞、直接連結による複合動詞それぞれのリストを新たに作成した。通事的な視点からの分析も可能になるよう、各例の初出年代をOED、Marchand(1969)その他で調査した。
3.コーパス調査 パソコンを購入し、大型コーパスの使用を開始した。作成したリストをもとに、それぞれの複合動詞例が実際の文脈のなかでどのような形態(特に屈折)および統語(特に項構造)で使用されるのかを調査した。当初の予想に反し、BNCおよびWordBanksには複合動詞の実用例は、綿密な分析対象となりうる程度には見つからなかった。だが、同時に使用したインターネット上のコーパス(WebCorp)ではかなりの数の使用例を採取することができた。その調査結果をまとめ、雑誌論文(『英語青年』153巻7号内「複合動詞の派生法と屈折」)として発表した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 複合動詞の派生法と屈折2007

    • 著者名/発表者名
      長野, 明子
    • 雑誌名

      英語青年 153巻7号

      ページ: 23-26

  • [学会発表] Subject Compounding and a Functional Change of the Derivational Suffix-ing in the History of English2007

    • 著者名/発表者名
      長野明子
    • 学会等名
      5th Studies of the History of the English Language
    • 発表場所
      アメリカ合衆国アトランタ(ジョージア大学)
    • 年月日
      2007-10-05

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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