研究概要 |
(1) 本研究の目的は、Langacker(1999)において提案されているプレーンモデルやLangacker(1993)において提案されている参照点構造モデルを発展させた多次元事態認知モデルを提案し、これを用いて日英語の文法現象を解明することにある。本研究で多次元事態認知モデルの必要性を主張するのは、行為連鎖だけに着目した従来の研究スタンスでは様々な認知的要素を簡略化しすぎてしまい人間に本質的な複合的な認知作用を正しく捉えることができないと考えるからである。 (2) 研究スケジュールとしては、国内学会と国際学会における研究発表を柱に研究を組み立てる。国内では、日本認知言語学会、日本英語学会、日本言語学会等において研究発表を行うことを目標とする。このように積極的に学会発表に応募するのは、研究に細かい期限を設けるためである。期限を設けることにより,研究の停滞を防ぐ措置が取れるからある。
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