研究概要 |
本研究では、日本語母語話者と日本語学習者の意見文に出現するモダリティ(書き手の心的態度)の相違を分析し日本語学習者に対する作文指導の指針を示すこと、研究者が分析に有用できる作文コーパスを整備することを目的としている。平成21年度は、以下のように研究を進めた。 1新規データ(韓国語母語話者)収集 2009年9月にカトリック大学校と東国大学校でデータ収集を行い、55名の被験者から日本語及び韓国語の作文を収集した。 2上記新規データ及び被験者情報を入力し、データベースの整備を行った。 3既存データ(国立国語研究所2001,2004)を用いた分析を論文にまとめた。 4科研データの一部を用いて留学生への意見文指導に役立てるための分析を行い、研究ノートにまとめた。 5 4の分析結果を応用して、留学生に役立つ文章表現教材をまとめた。
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