研究の2年目である平成20年度は「日本人英語学習者の派生接辞付き英単語の認知に関する研究」に関する本実験を行った。具体的には、以下の通りである。 1) 本実験の実施 日本人英語学習者40名程度を対象としたクロスモーダルを用いた語彙性判断課題を用いた実験を行った。この実験では、英語単語を音声刺激として与えた後、その語と形態論的に関連のある語・形式のみ関連のある語・意味だけ関連のある語・何も関連のない語を視覚呈示した。各条件における語彙性判断に対する反応速度を測定し、心的辞書内での語彙ネットワークを検討した。 2) 学会発表 前年度に行った予備実験の結果から、興味深い結果が得られた部分に関する研究を「日本人英語学習者の心的辞書におけるer接辞付き語の表示」として第34回全国英語教育学東京大会において発表した。 以上の1を基に、次年度、論文執筆及び学会発表を行う予定である。
|