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2007 年度 実績報告書

注意配分が第2言語のリスニング理解に及ぼす影響に関する実験研究

研究課題

研究課題/領域番号 19720133
研究機関信州大学

研究代表者

酒井 英樹  信州大学, 教育学部, 准教授 (00334699)

キーワード英語教育学 / リスニング / 第2言語習得 / 注意配分
研究概要

研究の初年度である平成19年度の研究の目的は,次の2つであった。(1)インブット処理理論を含む第2言語習得における注意に関する資料の収集を行い,関連する理論を整理することと,(2)意味と形式の注意配分が英語リスニングの意味理解に与える影響を明らかにするために,文を認識することといり条件,疑問文などの移動を認識することという条件,主節と従属節を区分することという条件で,それぞれ実証研究を実施すること。
(1)に関しては,研究課題に関する国内外の研究論文及び図書を収集したり購入したりして文献研究を行うとともに,2007年9月アメリカ合衆国ハワイ大学で行われた「タスクに基づく言語教育(Task-Based Language Teaching)第2回国際会議」に出席し,近年の注意に関する研究の資料収集を行ったりして,特に「限られた注意資源」モデルとWickensによって主張されている「多車注意資源」モデルなどの理論研究を行った。
(2)に関しては,測定具を作成し,大学生を対象に実験を行い,データ収集を行った。大学生は,意味に注目する群,形態素に注目する群,そして,3つの条件のうち,1つ目の件である文を認識する群に分けられた。測定具としてリスニング自由筆記再生が実施された。また,リスニングの意について,アンケート調査が行われた。平成19年度の終了時点で,実験データの分析に取りかかっているところである。
また,平成20年度に他の2つの条件の実験を行うために,測定具の準備を行った。

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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