順序尺度としての学年に基づいた日本人の英語リーダビリティ推定式の開発

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19720149
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 外国語教育
• 研究機関: 立命館大学
• 研究代表者: 田中 省作 立命館大学, 文学部, 准教授 (00325549)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• キーワード: リーダビリティ / 言語教育学 / 統計数理 / 英語

研究概要

本研究は,英文書のリーダビリティの指標としての「学年」を順序尺度として捉え,日本人英語学習者のためのリーダビリティ推定式を構築した.推定式の数理モデルに順序ロジットモデルを採用し,日本人英語学習者の英文書に対するリーダビリティ意識を調査した上で,日本の中高検定英語教科書に基づきリーダビリティ推定式を具体的に構築,実験でその有効性を確認した.構築した推定式はWeb上で公開している.

研究成果

• [雑誌論文] Characteristics of Japanese Junior High School English Texts (2009)
  • 著者名/発表者名: Kitao, K. and Tanaka, S.
  • 雑誌名: 文化情報学 Vol.4 ページ: 1-10
  • 査読あり
• [雑誌論文] 英語圏のリーディング教材を用いた日本人英語学習者のリーダビリティ意識の調査 (2009)
  • 著者名/発表者名: 神戸有美子, 田中省作
  • 雑誌名: 統計数理研究所リポート Vol.233 ページ: 49-59
• [雑誌論文] 文分類モデルに基づいた多様なレベルのESP特徴表現抽出の試み (2009)
  • 著者名/発表者名: 田中省作, 小山由紀江
  • 雑誌名: 統計数理研究所リポート Vol.233 ページ: 21-33
• [雑誌論文] 順序尺度としての学年を指標とした日本人英語学習者のための英文書リーダビリティの推定 (2009)
  • 著者名/発表者名: 田中省作
  • 雑誌名: 統計数理研究所リポート Vol.233 ページ: 35-47
• [雑誌論文] 母語学習者コーパスの基礎調査 (2007)
  • 著者名/発表者名: 小野望, 田中省作, 持尾弘司
  • 雑誌名: 筑紫女学園大学人間文化研究所年報 Vol.18 ページ: 27-36
  • 査読あり
• [雑誌論文] 言語資源とその処理技術を活用したL2語彙の習得レベル判定
  • 著者名/発表者名: 木村恵, 田中省作, 八島等, 依田みずき
  • 雑誌名: 英語コーパス研究 ページ: 14
  • 査読あり
• [雑誌論文] 言語処理技術と教材作成の連携
  • 著者名/発表者名: 神谷健一, 田中省作, 北尾謙治
  • 雑誌名: 自然言語処理 ページ: 14
  • 査読あり
• [学会発表] 文法情報の自動検出技術を用いたリーディング教材の作成と評価 (2008)
  • 著者名/発表者名: 小林雄一郎, 田中省作, 後藤一章, 徳見道夫, 朝尾幸次郎
  • 学会等名: 語彙研究フォーラム2008第1回JACETリーディング研究会・英語語彙研究会合同研究大会
  • 発表場所: 関西学院大学
  • 年月日: 2008-12-06
• [学会発表] 英語圏のリーディング教材を用いた日本人英語学習者のリーダビリティ意識の調査 (2008)
  • 著者名/発表者名: 田中省作, 神戸有美子
  • 学会等名: 語彙研究フォーラム2008第1回JACETリーディング研究会・英語語彙研究会合同研究大会
  • 発表場所: 関西学院大学
  • 年月日: 2008-12-06
• [学会発表] 最近の言語処理事情と言語教育への応用可能性 (2008)
  • 著者名/発表者名: 田中省作
  • 学会等名: 筑紫女学園大学「コーパスを用いた日本語作文支援環境の構築」研究会
  • 発表場所: 筑紫女学園大学
  • 年月日: 2008-12-01
• [学会発表] 学校英文法コーパスの提案-デザインと応用可能性- (2008)
  • 著者名/発表者名: 小林雄一郎, 田中省作, 後藤一章, 徳見道夫, 朝尾幸次郎
  • 学会等名: NLP若手の会第3回シンポジウム
  • 発表場所: 熱海金城館
  • 年月日: 2008-09-23
• [学会発表] 言語処理を活用した英語教育事情-できそうなこと,できそうにないこと- (2008)
  • 著者名/発表者名: 田中省作
  • 学会等名: LEIS月例英語教育公開講座
  • 発表場所: 立命館大学
  • 年月日: 2008-09-20
• [学会発表] 学校英文法コーパス構築の試み (2008)
  • 著者名/発表者名: 田中省作, 小林雄一郎, 徳見道夫, 朝尾幸次郎
  • 学会等名: 人工知能学会全国大会
  • 発表場所: ときわ市民ホール
  • 年月日: 2008-06-12
• [学会発表] 情報処理技術を活用した英語語彙の意味習得にかかわる要因の同定 (2007)
  • 著者名/発表者名: 田中省作, 木村恵, 八島等, 依田みずき
  • 学会等名: 関東甲信越英語教育学会研究大会
  • 発表場所: 千葉商科大学
  • 年月日: 20070816-17
• [学会発表] Authorized Junior High School English Textbooks in Japan ?From the Viewpoint of Vocabulary and Readability- (2007)
  • 著者名/発表者名: Kitao, K. and Tanaka, S.
  • 学会等名: GloCALL2007
  • 発表場所: Hanoi University, Vietnam
  • 年月日: 2007-11-30
• [学会発表] 順序尺度としての学年を指標とした英文書のリーダビリティ推定の試み (2007)
  • 著者名/発表者名: 田中省作, 富田康文
  • 学会等名: 外国語教育メディア学会
  • 発表場所: 名古屋学院大学
  • 年月日: 2007-08-09
• [学会発表] 中学校英語検定教科書の特徴-語彙とリーダビリティから- (2007)
  • 著者名/発表者名: 北尾謙治, 田中省作
  • 学会等名: 外国語教育メディア学会関西支部春季研究大会
  • 発表場所: 武庫川女子大学
  • 年月日: 2007-05-12
• [備考] (1)順序ロジットモデルに基づいた日本人英語学習者のためのリーダビリティ推定のWebページ
  • URL: http://www.cl.ritsumei.ac.jp/CALL/OLR/