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2009 年度 自己評価報告書

現代アルメニア・ナショナリティの形成過程

研究課題

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研究課題/領域番号 19720155
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 史学一般
研究機関東京外国語大学 (2008-2010)
東京大学 (2007)

研究代表者

吉村 貴之  東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 研究員 (40401434)

研究期間 (年度) 2007 – 2010
キーワード世界史 / ナショナリズム論
研究概要

(1) 全世界に広がるアルメニア人社会のナショナリティは、1920年代にその原形を表出した。ただし、在外アルメニア人社会ではホスト国での同化と異化の間を振幅する過程を経ることになる。その際、ソヴィエト・アルメニアの在外社会に対する宣伝や動員が大きな役割を果たしている点を明らかにする。
(2) 一方、ソヴィエト・アルメニアそのものも、ソ連体制内での「民族共和国」という擬似国民国家を形成していたために、ソ連政府の政策によってその性格は変貌し続けた。特に第二次大戦直後の「祖国帰還運動」を通して、本国と在外アルメニア人コミュニティとのアイデンティティにまつわる相互交流や軋轢を明らかにする。

  • 研究成果

    (9件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (5件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] アルメニア人虐殺をめぐる国際政治~虐殺承認問題とナゴルノ・カラバフ紛争~2009

    • 著者名/発表者名
      吉村貴之
    • 雑誌名

      民族紛争の背景に関する地政学的研究

      ページ: 209-225

    • 査読あり
  • [雑誌論文] パリ講和会議とアルメニア問題2008

    • 著者名/発表者名
      吉村貴之
    • 雑誌名

      現代史研究 54

      ページ: 35-51

    • 査読あり
  • [学会発表] アルメニアとトルコの『歴史的和解』はなるか2009

    • 著者名/発表者名
      吉村貴之
    • 学会等名
      国立民族学博物館共同研究「ポスト社会主義以降の社会変容-比較民族史的研究」
    • 発表場所
      大阪、国立民族学博物館
    • 年月日
      2009-11-28
  • [学会発表] 戦間期ソヴィエト・アルメニアの故郷宣伝2009

    • 著者名/発表者名
      吉村貴之
    • 学会等名
      黒海地域の国際関係
    • 発表場所
      トルコ、ボアジチ大学
    • 年月日
      2009-10-01
  • [学会発表] アルメニア人虐殺2008

    • 著者名/発表者名
      吉村貴之
    • 学会等名
      日本平和学会2008年度秋季研究集会
    • 発表場所
      愛知、愛知学院大学
    • 年月日
      2008-11-23
  • [学会発表] アルメニア人虐殺をめぐる国際政治2008

    • 著者名/発表者名
      吉村貴之
    • 学会等名
      大阪大学世界言語研究センター「民族紛争の背景に関する地政学的研究」複合領域第1回研究会
    • 発表場所
      大阪、千里朝日阪急ビル
    • 年月日
      2008-06-14
  • [学会発表] 祖国の創出:第一次世界大戦後の現代アルメニア・ナショナリティ2008

    • 著者名/発表者名
      吉村貴之
    • 学会等名
      21世紀coeプログラム「スラブ・ユーラシア学の構築」総括シンポジウム「スラブ・ユーラシア学の幕開け」
    • 発表場所
      東京、日本教育会館
    • 年月日
      2008-01-26
  • [図書] アルメニア近現代史2009

    • 著者名/発表者名
      吉村貴之
    • 総ページ数
      63
    • 出版者
      東洋書店
  • [図書] ディアスポラから世界を読む(故郷を創る~アルメニア近代史に見るナショナリズムとディアスポラ(臼杵陽監修、赤尾光春・早尾貴紀共編))2009

    • 著者名/発表者名
      吉村貴之
    • 総ページ数
      80-113
    • 出版者
      明石書店

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公開日: 2011-06-18   更新日: 2016-04-21  

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