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平成19年度は、畿内近国地域における守護系戦国大名、主に六角氏関係史料の収集・調査・撮影に努めた。
まず、滋賀県においては、「野田文書」・「興敬寺文書」(以上日野町)、「木村文書」・「御上神社文書」(以上野洲市)、「光明寺文書」・「八王子稚児宿・八王子法橋伝来文書」・「山部神社」(以上東近江市)、「山中文書」(甲賀市)、「沖島共有文書」(近江八幡市)、「成菩提院文書」(米原市)、兵庫県においては「近江寺文書」・「志水文書」(以上神戸市)、「兵庫県立歴史博物館所蔵・寄託文書」(姫路市)、「別府文書」(加西市)、「内山寺文書」(朝来市)、「円通寺文書」・「蓮華寺文書」(以上豊岡市)、京都府においては「桐村文書」・「御霊神社文書」・「金光寺文書」(以上福知山市)、「京都大学所蔵文書」(京都市)、岐阜県においては「大垣市立図書館所蔵文書」(大垣市)の調査・撮影を行った。これらの史料は、東京大学史料編纂所においても撮影が行われていないか、全くの未調査であった。
そして、これらの史料所在情報は、地域の教育委員会、博物館の御協力により収集しえたもので、情報を集積している機関と積極的にコンタクトをとり、連携を行うことで、情報に速やかに対応できる体制を構築する第一歩とすることができ、来年度以降の調査に資する情報も獲得することができた。御協力をいただけた機関は以下の通りである。日野町教育委員会・野洲市立歴史民俗博物館・栗東歴史博物館・東近江市教育委員会・甲賀市史編さん室(以上滋賀県)、神戸市教育委員会・兵庫県立歴史博物館・加西市教育委員会・朝来市教育委員会・豊岡市教育委員会(以上兵庫県)、福知山市教育委員会・京都大学(以上京都府)、大垣市立図書館(岐阜県)。
以上のような成果をもとに、収集史料の解読・翻刻・活字化およびデジタルデータ化を行った。
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