研究課題
若手研究(B)
本研究では、日本中世における寺社とそれを取り巻く地域社会の関係を、地域の人的ネットワークや生産関係に基づいて分析することにより、寺社が地域社会に対して担った社会経済史的機能を考察した。南都の薬師寺の事例では、寺家の経営の成り立ちと周辺の地域社会の成り立ちとが相互に依存する形で論理化されていること、京都の今宮神社の事例では、神社の祭礼が氏子町の都市共同体の成立に重要な役割を果たしたことなどが明らかになった。
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将軍父子上洛と将軍宣下の政治社会史的研究(東京大学史料編纂所研究報告2010-2)
ページ: 24-87
東京大学史料編纂所研究紀要 第19号
ページ: 94-116