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2008 年度 実績報告書

後七日御修法に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19720170
研究機関山口大学

研究代表者

真木 隆行  山口大学, 人文学部, 准教授 (00325234)

キーワード後七日御修法 / 東寺長者 / 東寺定額僧 / 阿闍梨 / 東寺
研究概要

この年度においては、前年度に収集した関係史料について、整理と読解を継続した。また、関係史料収集もすすめながら、「後七日御修法修僧等交名表」を独自の観点からまとめ直している。関係史料に関しては、活字史料の収集をすすめるとともに、絵画史料として、真言宗関係の絵巻物複製本も3種購入し、法服や袈裟の実態を把握しながら読みすすめる作業もおこなった。
後七日御修法関係の先行研究についても、前年度に引き続き収集をおこなった。
後七日御修法の大阿闍梨を勤めた東寺長者(一長者〜四長者)の人名録についても、前年度に引き続き、南北朝〜室町期のものに関して仮入力をおこなった。校合のために必要であった報恩院本『東寺長者補任』の写真版入手に関しては、所蔵者と交渉したものの、許可が得られなかった。そこで次年度に出張し、写真版閲覧によって校合をおこなうという方針に改めた。
いっぽう、平安時代における後七日御修法の執行組織であった東寺定額僧に関して、「十二世紀初頭の真言宗阿闍梨と東寺定額僧」と題する研究論文を執筆し、投稿した(未刊)。12世紀初頭における七日御修法の変化に関しては東寺と真言宗僧団の構造的変容と連動している。その変化の背景の一端について、更に明らかにすることができた。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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