• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2007 年度 実績報告書

古代都城儀式の歴史的変遷にかんする研究

研究課題

研究課題/領域番号 19720176
研究機関独立行政法人文化財研究所奈良文化財研究所

研究代表者

山本 崇  国立文化財機構奈良文化財研究所, 都城発掘調査部, 研究員 (00359449)

キーワード古代史 / 大極殿 / 都城儀式 / 発掘調査
研究概要

1,大極殿関係史料の収集。(1)平安時代前期の史料にみえる大極殿関係史料の収集をおこない,A4判史料カード約500枚を作成した。(2)『大日本史料』第一編(現在28冊,補遺編刊行中)記載の大極殿関係史料のテキスト入力をおこない,最終年度に予定している『大極殿関係史料(稿)』電子データ版に収載するための準備を進めた。元慶3年(879)10月から天暦元年(947)までの基本史料の入力を終えた。以上の2点は,現在復原工事中の平城宮跡第一次大極殿正殿の細部意匠を復原的に考察する上での,基礎的作業としても重要である。加えて,最終年度の成果物作成を視野に入れつつ,(3)既刊行史料集収載史料の古写本との校合作業を開始した。
2,平城宮第一次大極殿院関係の発掘調査資料の整理研究。(1)大極殿院およびその周辺で出土した木簡約5000点の整理検討をおこない,大極殿院の造営,解体などにかかわる資料を確認するとともに,大極殿院西半部で出土した木簡の再釈読,整理をほぼ完了した(平成21年度に奈文研史料として刊行予定)。
3,成果の公開(1)2007年6月,研究代表者が勤務する奈良文化財研究所の学術情報リポジトリにて,本申請研究の基礎となる『大極殿関係史料(稿)一・二』のインターネット公開を開始した。現在までに,合計9000件以上のアクセスと110件のダウンロードとがあり,発行部数の少なかった冊子版の欠を補い,広く一般の利用に供することが可能となった。(2)平城京内に建立された西大寺食堂院の発掘調査成果をまとめるなかで,古代から中世までの寺院食堂にかかわる文献史料を検討し,古代寺院における儀式や作法の検討をおこなった。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2007 その他

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 「西大寺食堂院・右京北辺の調査-第404・410・415次」2007

    • 著者名/発表者名
      大林 潤・馬場 基・山本 崇, ほか
    • 雑誌名

      奈良文化財研究所『奈良文化財研究所紀要2007』

      ページ: 130-138

  • [雑誌論文] 「右京一条二坊の調査-第400次」2007

    • 著者名/発表者名
      山本 崇・深澤 芳樹
    • 雑誌名

      奈良文化財研究所『奈良文化財研究所紀要2007』

      ページ: 151-153

  • [雑誌論文] 「二〇〇六年出土の木簡奈良・平城京跡(2)」「一九七七年以前出土の木簡(二九)奈良・平城京跡右京一条二坊一坪」2007

    • 著者名/発表者名
      山本 崇
    • 雑誌名

      『木簡研究』 29

      ページ: 13,151-152

    • 査読あり
  • [学会発表] 「2007年全国出土の木簡」2007

    • 著者名/発表者名
      山本 崇
    • 学会等名
      木簡学会第29回研究集会
    • 発表場所
      奈良(奈良文化財研究所)
    • 年月日
      2007-12-02
  • [備考] 奈良文化財研究所学術情報リポジトリ

    • URL

      http://repository.nabunken.go.jp

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi