研究課題
若手研究(B)
本研究では、明代に編纂された科挙合格者の名簿(「同年歯録」)を収集しつつ、進士約二千人分の「官歴」「年齢」等の項目をデータベース化した。そして、それに依拠しつつ、合格順位の最下層の人間は見習い場所・就職時期において差別をされること、「同年歯録」に記載される個人の官歴が、子孫たちにとって可視化された名誉となること、また、受験生は自分の年齢を公的・私的に使い分けていたこと、それは明清時代の科挙制度・人事制度の構造によることなどを明らかにした。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (6件)
国際科挙検討会-第五届科挙制与科挙学検討会-報告論文集
ページ: 393-401
第四届科挙制与科挙学学術研討会英辞集
ページ: 55-66
集刊東洋学 第98号
ページ: 63-81