研究課題
若手研究(B)
中国は古くから「文を尚び武を卑しむ(尚文卑武)」国とされるが、その一方で政治のさまざまな局面で武力が重要な役割を果たしているのも事実である。本研究は、中国の「文治政治」が武力をいかなる仕組みのなかに組み込み、コントロールしていったのかについて、南北朝~唐宋時代を中心に探ろうとするものである。分析素材には「軍事儀礼」を用いた。国家秩序の理想型が表現される儀礼のなかにこそ、武力に対する「かくあるべし」との考えが端的に示されるからである。
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社会文化論集(島根大学法文学部紀要・社会文化学科編)
巻: 7号 ページ: 53-61
唐代史研究
巻: 13号 ページ: 56-70