(1) 概要近代東北アジアにおける中国系移民の受容と排除を対象として調査分析を行う。 (2) 対象対象となる移民は山東半島北岸を出身地とする山東幇といわれグループである。 (3) 時代背景彼らは20世紀前半にロシア・中国東北地域・朝鮮半島・日本大阪神戸・上海などを結び貿易に従事したが、20世紀後半には彼らの立場は弱くなっていった。彼らが移住した先でどのように地歩を固め、立場を弱めていくのか、ホスト社会側はどのように彼らを受容し、排除したかについて調べる。 (4) 意義東北アジアにおける地域間連携に中国系移民が果たした役割を検討する。また彼らの存在を通じて、東北アジアにおける中国の社会的経済的影響力を測る。
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