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2010 年度 実績報告書

ベトナム考古学データベースの構築

研究課題

研究課題/領域番号 19720206
研究機関昭和女子大学

研究代表者

阿部 百里子  昭和女子大学, 国際文化研究所, 客員研究員 (50445615)

キーワード考古学 / ベトナム / データベース / 遺跡 / 情報
研究概要

本研究の目的は、ベトナムの原始から近世にかけての遺跡・遺物の情報を集成したベトナム考古学データベースの構築にある。これまでに報告されているベトナム考古遺跡の所在地、年代、遺構・遺物、関連史資料、関連遺跡、参考文献などの基本的な情報を集成・デジタル化し、検索機能を付加して研究に供しうるデータベースを作成する。
本研究の目的を遂行するため、本研究年度ではおもに、(1)ベトナム考古学関連の遺跡の調査報告、研究論文、専門書を収集した。(2)ベトナム考古学関連図書の目録を作成・編集作業を行った。(3)昨年度に引き続き、『Nghien Cuu Lich Su』などの研究雑誌に掲載された論題名や著者に関する情報をベトナム語と英語で入力し、遺跡名や省名などから文献を検索できるようにした。(4)ベトナム港市データベースを作成するため、ベトナム人研究者の協力のもと、フンイエン省において、港関連遺跡・遺物の資料収集および遺跡踏査を実施するとともに、各地点にのこる石碑の拓本を採拓した。(5)ベトナムにおいて、主要な遺跡の考古学情報を収集した。(6)これまでに収集してきた各遺跡情報に関する映像や資料を分類・整理した。
このような、ベトナムの各遺跡についての情報や映像、関連史資料などのデジタル化、データベース化は、ベトナム研究の調査・研究の足がかりとなるもので、世界の研究者にベトナム考古学研究の門戸を開き、アジア考古学研究の進展を促すものであり、高い国際的評価を獲得できる有意義な研究である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 海の道と考古学-インドシナ半島から日本へ2010

    • 著者名/発表者名
      菊池誠一・阿部百里子編
    • 総ページ数
      127-138, 194-202
    • 出版者
      高志書院

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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