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2008 年度 実績報告書

沖縄における戦争慰霊碑と慰霊祭の地域的特徴の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19720218
研究機関京都府立大学

研究代表者

上杉 和央  京都府立大学, 文学部, 講師 (70379030)

キーワード沖縄 / 慰霊碑 / 慰霊祭 / 沖縄戦 / 記憶
研究概要

本研究調査の2年次である平成20年度は, 前年度に行った研究成果を学会に報告し, 論文を執筆するとともに, 宮古島・石垣島およびその周辺離島における慰霊碑・慰霊祭の調査, および現地での資料収集を中心に調査を行った。当初, 3回の現地調査を予定していたが, 台風の影響により2回となった。しかし, 日数を増やすなどの工夫により, 当該地域で予定していた調査をほぼ終えることができた。
宮古島地域の調査 (2008年6月22目〜30日) においては, 宮古島・伊良部島・多良間島にある慰霊碑の皆既調査を行い, また6月23目には宮古島市下地にある慰霊碑前で実施された慰霊祭について, ビデオ撮影および聞き取り調査を行った。石垣島地域の調査 (2009年1月22日〜26日) においては, 石垣島・竹富島・鳩間島・波照間島・西表島にある慰霊碑について, 皆既調査を行い (1か所については聞き取りのみ), 現地での資料収集を行った。
とりわけ, 宮古島地区では, 2005年に平良市・城辺町・上野村・下地町・伊良部町の5市町村が合併したが, 合併に伴って遺族会が統合された。慰霊祭のあり方について, 現在協議されている段階であり, 慰霊祭をめぐる現在進行形の問題について, 具体的に聞き取り調査を行うことができた。また, 本州在住の元日本軍兵士へのインタビューにより, 慰霊碑・慰霊祭に対する地域住民とは異なる視点からの「思い」の一端を聞き取ることができた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 記憶のコンタクト・ゾーン-沖縄戦の「慰霊空間の中心」整備をめぐる地域の動向-2009

    • 著者名/発表者名
      上杉和央
    • 雑誌名

      洛北史学 11(印刷中)

    • 査読あり
  • [学会発表] 「沖縄戦」戦跡巡礼地の創出をめぐって2008

    • 著者名/発表者名
      上杉和央
    • 学会等名
      洛北史学会
    • 発表場所
      京都府立大学
    • 年月日
      2008-12-06

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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