研究課題
若手研究(B)
沖縄島の羽地内海を事例に現地調査をおこなったところ、沿岸集落の1920年以降〜1940年生まれの女性は、潮間帯上部〜中部に生息する貝類の生態知識を他の年代に比べて多く持っていることがわかった。このなかには赤土流出によって減少した藻場性の貝類が含まれる。一方で、これらの知識は、稲作・畑作を中心とした労働のなかで、周辺的なものとみなされており、住民参加型の干潟保全・再生は、こうした知識の地域的背景を考慮する必要がある。
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Proceeding of the Oxford-Kobe Environment Seminar, The Environmental Histories of Europe and Japan(12-14 September 2007, The Kobe Institute, Kobe Japan)
ページ: 163-176