研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は、近代中国のモニュメントの対象として、文字社会における漢字の優位性を明らかにすることである。20世紀の中国には、西洋芸術が導入され、1930年代以降はソ連の社会主義リアリズムが大きな影響を与えたが、漢字の優位性が揺らぐことはなかった。物質に過ぎなかったモニュメントは、政治家による題字や由来を示す碑文が除幕されたときに、はじめて意義を持ち始める。この価値観を本研究では、漢字イデオロギーと呼ぶ。
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国際関係紀要 18巻1・2合併号
ページ: 101〜136
国際関係紀要 17巻1・2合併号
ページ: 51〜92