• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

近現代中国民刑事法の立法過程に関する文献学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19730008
研究機関九州大学

研究代表者

西 英昭  九州大学, 大学院・法学研究院, 准教授 (50323621)

キーワード法制史 / 中国法 / 東洋法制史 / 比較法 / 文化交流史
研究概要

本年度は2年計画の4年目である。前年度に行なった近代中国法制関連書籍の所蔵調査結果につき補充調査を行なうとともにそれらを学生アルバイトに依頼してパソコンへ入力・修正し、計755件に上る関係書籍の情報を「日本現存近代中国法制関連書目データベース」として京都大学大学院法学研究科寺田浩明教授のご助力を得て2008年11月26日に公開した(http://www.terada.law.kyoto-u.ac.jp/nishi/index.htm)。OPACでの遡及入力が追いついていない多くの中国語書籍についての新情報を学界へと提供する事ができ、中国・台湾からも一定の反響を得た。基礎資料の検索に関しては相当の前進がもたらされたものと信ずる。また中華人民共和国において関連書籍の収集を行ない、前年度に収集した書籍、および日本語による関連書籍と合わせて中国近代法史・現代法の研究基盤の整備を進めた。これによって中国・台湾法に関する基礎資料の不足という状況にあった西日本地区の資料状況は幾分改善された。研究結果については、明治・大正期日中法学交流の基礎情報整備として「清末民国時期法制関係日本人顧問に関する基礎情報」(法史学研究会会報12・2008)を発表し、また中華民国期の民法起草過程について「中華民国民法親属継承編起草作業と慣習調査一Escarra報告書を手がかりに」と題する論考を、法制史学会60周年記念事業として刊行される若手論文集(2009年末刊行予定、http://wwwsoc.nii.ac.jp/lalha/参照)に投稿し(掲載決定済)、これまで用いられなかった欧文資料を使いながらその起草作業における議論過程を明らかにすることに貢献した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 中華民国民法親属継承編起草作業と慣習調査(未刊行・掲載決定)2009

    • 著者名/発表者名
      西英昭
    • 雑誌名

      法制史学会60周年「若手論文集」(2009年末刊行予定) (掲載決定)

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 清末民国時期法制関係日本人顧問に関する基礎情報2008

    • 著者名/発表者名
      西英昭
    • 雑誌名

      法史学研究会会報 12

      ページ: 114-130

    • 査読あり
  • [備考]

    • URL

      http://www.terada.law.kyoto-u.ac.iP/llishi/index.htm

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi