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2007 年度 実績報告書

知的財産法のおける間接侵害の総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19730096
研究機関立教大学

研究代表者

上野 達弘  立教大学, 法学部, 准教授 (80338574)

キーワード著作権 / 間接侵害 / 著作権法
研究概要

本年度は、当初の計画通り、まず著作権法における間接侵害に関する従来の議論を再整理することにつとめた。この問題をめぐっては、当初の予想以上に学会での議論が盛んになっている。平成19年度も多数の論文が発表されており、いまや学界でもっともホットな論点になっているといってさしつかえない。本研究代表者(上野)の研究成果もすでに各所で引用されており、盛んな議論のまっただ中にあるといった印象すら受ける。今後もますます発展的な議論が予想されるところである。
本研究代表者は、こうした学界における議論に取り組むのみならず、文化庁における立法的な検討に参画している(代表的なものとして、文化審議会著作権分科会法制問題小委員会・司法救済ワーキングチーム)。そうした成果は、平成19年10月12日に文化審議会著作権分科会法制問題小委員会において「平成19年度中間まとめ」という形で公表されている。こうした審議会におけるこの問題の検討は、今後も継続されることになっており、本研究代表者はこうした形で来年度以降も立法的検討に参画する形で社会貢献を果たすことになる。
その他、この問題を含む日本法における著作権法の解説についての研究成果は、すでに英訳している。具体的には来年度中にWEST社から発行される書籍において公表される予定である。
また、本年はドイツ著作権法における「間接侵害」をめぐる議論の検討に着手した。外国法の検討だけにその成果を公表するためには今しばらくの検討を要するところではあるが、来年度以降これをまとめていき、早晩公表することになろう。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2007 2002 その他

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (1件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 著作権法における権利制限規定の再検討2007

    • 著者名/発表者名
      上野達弘
    • 雑誌名

      コピライト 560

      ページ: 2-29

  • [雑誌論文] 著作物性(1)総論2007

    • 著者名/発表者名
      上野達弘
    • 雑誌名

      法学教室 319

      ページ: 160-171

  • [雑誌論文] 著作物性(2)各論(1)2007

    • 著者名/発表者名
      上野達弘
    • 雑誌名

      法学教室 323

      ページ: 156-165

  • [学会発表] ドイツ法における翻案2007

    • 著者名/発表者名
      上野達弘
    • 学会等名
      著作権法学会
    • 発表場所
      一橋記念講堂
    • 年月日
      2007-05-26
  • [図書] 『知的財産法の理論と実務第4巻著作権法・意匠法』2002

    • 著者名/発表者名
      上野達弘
    • 総ページ数
      17
    • 出版者
      新日本法規
  • [備考]

    • URL

      http://www.rikkyo.ne.jp/~uenot/list.html

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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