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2007 年度 実績報告書

政府内調整メカニズムと首相の権力-5カ国比較と歴史分析の視座から

研究課題

研究課題/領域番号 19730116
研究機関成蹊大学

研究代表者

高安 健将  成蹊大学, 法学部, 准教授 (90399783)

キーワード政治学
研究概要

本研究の目的は、議院内閣制を採用する英連邦諸国の政府内調整メカニズムとの比較のなかで、戦後の日英両国の政府内における調整メカニズムの発達過程を解明することにある。本年度は、現地調査としては11月から12月にかけて英国を訪問し、インタヴューの実施とともに国立公文書館での未公刊の政府公文書に関する調査を行った。日本側についても、1970年代を中心に、情報公開法に基づく公文書の公開を求め、ある程度、開示が認められている。本研究の理論的検討についても、日本および欧米の文献の整理を行う作業を続けている。本研究のテーマに基づいた日本政治の現状分析も行っており、同時に、英国政治に関しては政府内調整にも影響を与える外部的な影響力としての議会、政権党、司法の役割についても考察対象を広げている。司法の役割はとりわけ政府内政策決定にも重要なインパクトを与えるようになっていることから、本年度の研究の過程で浮上した課題である。以上のように、本研究の初年度には、テーマに関する時代的な焦点を明確にしつつ、文献や資料の渉猟・整理を行い、より広い文脈におけるテーマの位置づけを再設定し、論文の執筆および研究会における報告を行い、着実に研究が進められた。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 安倍政権は『官邸主導』か?2007

    • 著者名/発表者名
      高安健将
    • 雑誌名

      世界 7月号

      ページ: 119-127

  • [雑誌論文] 英国労働党の現代化戦略-政策転換・政策刷新・積極的メディア対策2007

    • 著者名/発表者名
      高安健将
    • 雑誌名

      成蹊法学 65号

      ページ: 65-90

  • [雑誌論文] 2007参院選と日本政治の行方2007

    • 著者名/発表者名
      高安健将
    • 雑誌名

      現代の理論 13号

      ページ: 20-28

  • [学会発表] 英国における政府と司法の新しい関係?-労働党政権下の国家構造改革の影響2008

    • 著者名/発表者名
      高安健将
    • 学会等名
      政治過程研究会
    • 発表場所
      慶応義塾大学
    • 年月日
      2008-01-12

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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