本研究では、トルコのEU加盟をめぐるEU内部のディスコースと規範の変遷およびEU内部での政策決定過程を分析した。とりわけ、(1)EUがトルコを「加盟候補国認定」した1999年以降、(2)トルコとの加盟交渉を開始した2005年を経て、(3)実質的な加盟交渉の凍結に至った2006年および(4)それ以降の時期に焦点を当て、理論(おもにコンストラクティヴィズムおよび言説分析の枠組みを使用)と実証の両面から分析を実施した。この補助金を活用し、雑誌論文3本(うち1本は査読つき)、研究書に掲載された論文4本、国内外での学会報告論文9本を世に問うことができた。深く感謝申し上げます。
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