研究概要 |
平成19年度は以下にあげる研究実績をあげることができた。 1.学会報告平成19年6月9・10日に九州大学にて開催された東南アジア学会において,「文明と野蛮:『日本人法』の成立と蘭領東インドにおける住民区分の変容」と題する報告をおこなった。 2.研究会報告平成19年11月17日東京ウィメンズプラザにて開催された「植民地における通婚・雑婚をめぐる研究」研究会において「混血性をめぐって」と題する報告をおこなうことができた。 3.資料調査 (国外)平成19年8月20日から9月11日までの期間,オランダ国ライデン市を中心に資料の所蔵調査をおこなった。この調査においては,台湾籍民の動向をオランダ側がどのように把握していたのかを記録した資料を探していたのだが,更なる調査の必要性を感じた。 (国内)外務省の外交史料館,京都大学東南アジア研究所,他複数の研究機関を訪ね調査をおこなった。外交史料館では日本側の外交史料を入手することができ,一定の成果をあげた。 4.研究情報の公開科学研究費の公的性格を考慮して,研究の成果を広く一般に公開すべくホームページの作成に着手した。作成にかなりの時間を要しており,作成途上の段階である。今後はサーバーの移管等,ハード面での整備に重点を置く予定である。現時点での状況については,別記するURLを参照されたい。
|