研究概要 |
本年度は、LSEとロビンズ・サークル(ロビンズ、ハイエク、カルドア、ラーナー、ヒックス)に関する資料調査及び理論研究を中心に行った。具体的には以下の通りである。 I 物品購入本研究を遂行するために必要不可欠であるノートパソコン、ハードディスク、ホームページソフト、PDFソフト、スキャナ、LSE・経済学史の研究書等を購入した。 II 資料調査 2008年2月29日から3月7日までLSE図書館(ロンドン)に出張して、ロビンズ、ハイエク、カルドア、ラーナー、ヒックス、プラント、コースらのシラバス並びにLSEの設立プロセスを中心に調査した。 III セミナー・学会発表 2008年2月12日に一橋大学社会科学古典資料センター主催講演会クラウジンガーセミナー(一橋大学)で'Lionel Robbins on the Austrian Economics' と題する研究報告と、同年3月11日に経済学史学会関東部会(ライオネル・ロビンズ『経済学の本質と意義』刊行75周年記念事業、明治大学)で「効用の個人間比較の不可能性」と題する研究報告を行った。 IV 学会出張2007年5月26日から27日まで経済学史学会(九州産業大学)に、2008年3月21日から3月23日まで進化経済学会(鹿児島国際大学)に出席した。 V 研究会報告現代経済学研究会(学士会館)において2007年5月12日・12月15日にLSEに関する研究報告を行った。 VI 研究発表LSEの設立期に関する研究'The foundation and development of the LSE in late Victorian Britain'をStudy Series No.60,Center for Historical Social Science Literature,Hitotsubashi University,2008年3月に発表した。
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