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2009 年度 実績報告書

医療保険制度の改定に伴う受診行動・医療サービス供給行動に関する定量的分析

研究課題

研究課題/領域番号 19730154
研究機関北海道大学

研究代表者

高木 真吾  北海道大学, 大学院・経済学研究科, 准教授 (10326283)

キーワード政策効果 / 計量経済学 / 規制緩和
研究概要

政策効果計測のための計量分析の枠組みについて理論的枠組の研究とデータへの適用を行った.社会保障制度やその他の制度変更に伴う制度変更に伴う効果を計測する際,実際に観測されるデータは,変更前・変更後それぞれの状態でしか観測されず,同一主体に対して制度変更を適用した状態としない状態を観測することができないことが多い.しかしながら,観測できる状態と仮想的な(欠損した)状態を比較することで変更の効果計測を行うことが多いため,こうした種類のデータを扱う枠組みが必要とされる.
今年度の研究では,上記の分析を従来スイッチング回帰といわれる枠組みで分析する方法について考察を行った.誤差項に関する正規性の仮定や非線形的な説明変数の効果をとらえ得るセミパラメトリックモデルに拡張した,マルコフチェイン・モンテカルロ法を提案し,規制市場への新規参入が競争促進効果を持つかどうかという問題へ適用し.論文としてまとめている(Retail Power Market Competition with Endogenous Entry Decision-An Auction Data Analysis).具体的には電力の小売り市場のデータへ適用し,従来の結果(「小売電力入札における応札意思決定と自由化の競争促進効果」として公刊済み)は一部の変数の選択によって推定結果が大きく変化したことに比べ,モデルの特定化に関して頑健な結果が得られた.この成果をセミナー等で報告・意見聴取し改訂を行った.近日中に投稿予定である.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 小売電力入札における応札意思決定と自由化の競争促進効果2009

    • 著者名/発表者名
      高木真吾・細江宣裕
    • 雑誌名

      日本経済研究 61

      ページ: 1-26

    • 査読あり

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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