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2007 年度 実績報告書

変数変換を伴う多変量時系列モデルの統計的推測と労働市場及びマクロ経済分析への応用

研究課題

研究課題/領域番号 19730155
研究機関小樽商科大学

研究代表者

寺坂 崇宏  小樽商科大学, 商学部, 准教授 (60313920)

キーワード時系列解析 / 多変量ARMAモデル / Box-Cox変換 / モンテカルロ検定
研究概要

平成19年度は、「修正Box-Cox変換を組み入れたARMAモデル」の統計的推測方法の確立と経済データへの応用についてTerasaka, T. and Hosoya, Y. (2007), Journal of Japan Statistical Society, Vol. 37, No.1の結果を拡張し、次の成果を出した。1、「修正Box-Cox変換を組み入れたARMAモデル」を4変数間の関係の推定に適用できるよう数値推定法を改良した。2、「修正Box-Cox変換を組み入れたARMAモデル」で、次のマクロ経済変数間の関連性についての検証を実施した。(1)米国の1960年1月〜1979年12月までのFederal Fund rate,90-day Treasury Bill rate, 1-year Treasury Bill rateの3変数の関係を推定した。変数変換を対数変換に限定したモデルと、変数に対する変換を限定しないモデルとの統計的な有意差を、シミュレーションの方法を用いたワルド検定の方法で検定したところ、モデル間に有意な差は検出されなかった。(2)1975年9月〜1998年12月までの日本のコールレート、鉱工業生産指数、マネタリーべ一ス、名目為替レートの4変数間の関係を推定し、(1)と同じ検定を実施したところ、変換を限定しないで推定したモデルが対数変換に限定して推定したモデルより優れているという結果が出た。以上の成果は、Hosoya, Y. and Terasaka, T. (2008) "Inference on Transformed Stationary Time Series" Discussion Paper Series, Noll, Graduate School of Economics, Meisei Universityで公表した。

研究成果

(1件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Inference on Transformed Stationary Time Series2008

    • 著者名/発表者名
      Hosoya, Y. and Terasaka, T.
    • 雑誌名

      Discussion Paper Series, Graduate School of Economics, Meisei University 11

      ページ: 1-31

URL: 

公開日: 2010-02-03   更新日: 2016-04-21  

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