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2007 年度 実績報告書

サービス業における顧客行動と経営者の価格・立地戦略に関する統計解析

研究課題

研究課題/領域番号 19730158
研究機関一橋大学

研究代表者

小西 葉子  一橋大学, 経済研究所, 専任講師 (70432060)

キーワードキービス業 / 生産性 / 美容院 / 需要構造 / モデリング / 統計解析
研究概要

生産性の計測に関する研究は,長期にわたり製造業中心であった.これは世界的に,製造業が経済成長に重要な産業であったこと,そもそも経済理論が製造業を念頭におくモデルを扱っていること等に起因する.しかし,対GDPシェアを見ても明らかなように,すでに製造業のみで経済全体の活動を説明できる時代ではなく,非製造業独自の技術構造を明らかにし,それに基づく理論・統計モデルを用いた生産性計測が急務なのである.これに鑑み,本研究は非製造業の中でも特にサービス業(通信・運輸業も含む)の生産技術の構造を調べることを目的とする.
平成19年度は,従来の全要素生産性(TFP)を用いた生産性計測の計量経済学上の問題を部分的に克服したOlley and Pakes(1996), Levinsohn and Petrin (1999, 2003)の手法を基に、 Ichimura, Nishiyama and Konishi (2007)で,Olley and Pakes らの推定量を改良し,セグメント(事業所)データによって,全産業の生産性の計測を行った.また,サービス産業の需要,供給サイドのモデルを構築するために、サービス産業のマイクロデータの収集を行った。具体的には,同一経営者の所有する6つの美容院のデータを収集した.この6つは住宅地や市街地にそれぞれのターゲットを絞って経営されている.同一経営者であることより,経営者の違いで出てくる価格やサービスの違いをコントロールでき,高級店と庶民向けの店を決定づける価格や質の違いを取り出し易くなるというメリットがある.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Measuring of Firm Specific Productivities : Evidence from Japanese Plant Level Panel Data.2007

    • 著者名/発表者名
      市村英彦
    • 雑誌名

      Proceedings of the International Congresson Modelling and Simulation Vol. 2

      ページ: 1075-1081

    • 査読あり
  • [学会発表] Measuring of Firm Specific Productivities:Evidence from Japanese Plant Level Panel Data2007

    • 著者名/発表者名
      小西葉子
    • 学会等名
      MODSIM2007 International Congress on Modelling and Simulation
    • 発表場所
      ニュージーランド カンタベリー大学
    • 年月日
      2007-12-12

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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